IoTというとセンサーの組み合わせや通信を使った活用が中心ですが、セキュリティ方面にも活用が見られます。例えば人感センサーを用いて侵入者を防犯カメラで捉えたり、登録してあるメールアドレスにメールを送信しつつ、映像をリアルタイムで見られるようにするなどです。人感センサーは、光に反応するものや動きに反応するもの、AIを活かした人のシルエットに反応するものなど様々です。ドライブレコーダーのように、何らかのトリガーを切っ掛けに録画が始まり、状況が発生した前後の映像が後からでも確認できます。
このようなIoTの活用は今や珍しくなく、一般家庭においても浸透している、現代的なセキュリティだといえますし、センサーの低価格も相まって加速度的に普及しています。マイク搭載で音声発信に対応する防犯カメラを使えば、インターネット経由で外出先からも侵入者を威嚇できます。犯罪を未遂の段階で食い止めたり、相手を焦らせて逮捕の手がかりとなるヒントを残させるといったことが可能です。IoTは玄関ドアや窓、庭などにもセンサーの形で浸透しており、外部からは見えないことがセキュリティの強化に繋がっています。
従来はガラスの破損に反応して音を発するなど、単純な防犯対策が主流でしたが、IoT時代は高度かつスマートにセキュリティの安心感が高まります。しかも、情報を共有したり街全体の防犯にも役立てられる可能性があるなど、IoTを使ったセキュリティには期待ばかりが募ります。